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アメリカスポーツ留学 NATAアスレティックトレーナー留学

アスレティックトレーナーという職業を聞いたことがありますか?アメリカでは、スポーツチームの一員として欠かせない職業で、選手のけがの治療から精神面のサポートまで重要な任務を担っています。医療行為にも携わるため、アメリカではチームドクターと同じように、医療従事者としての地位を得ており、アメリカ人も憧れの職業です。

アスレティックトレーナーの資格は、現在アメリカの四年制大学と大学院にて取得できますが、その実力、実績から2022年には、大学院のみでの取得です。プログラムの大学院への移行に伴い、コミュニティーカレッジや、四年制大学ではアスレティックトレーナー学科に入る前の準備コースがより充実し、大学院では四年制大学でスポーツ関係の学科を卒業しなかった人人にも、新たなチャンスが生まれると見られています。

近年、日本でも世界での日本人アスリートの活躍により、このアスレティックトレーナーの重要性が注目されてきました。プログラムの大学院移行により、日本で大学卒業後も、このアスレティックトレーナーへの道はさらに開けていく見込みで、日本からも理学療法士などの医療従事者や、スポーツ選手などがアスリートを専門とする新しいキャリアを求めて渡米しています。オンハローでは、長年、スポーツ留学を目指す方々をサポートしてきたネットワークを生かし、皆さんのアスレティックトレーナー留学を成功へと導いています。

NATA公認アスレティックトレーナーになるためには

アスレティックトレーナーになるためには、Commission on Accreditation of Athletic Training Education (CAATE)に認可されたプログラムを卒業し、国家試験(BOC)に合格する必要があります。CAATEのプログラムは、現在アメリカの四年制大学と、大学院に設置されていますが、2022年までにすべてのプログラムが大学院に移行されます。CAATE公認プログラムには、公認ステータスをいい状態で保っているプログラム、保留中のプログラム、申請中のもの、公認取り消しのプログラムなどいろいろありますので、注意深く選ぶことが重要です。オンハローでは、英語力、資金力、GPA、今まで取った学科などを元に、個々にあった学校をご紹介しています。ほとんどのプログラムが約100%のBOC合格率を保っていることから、大学、大学院へのアスレティックトレーナー学科入学が留学準備において最も大切だといえます。

日本で準備すること

入学条件として絶対に必要になるものの中は、主に1. 英語力2. 事前必須科目3. 研修時間の3つがあります。

1.英語力

英語力は渡米して語学留学から始めることも可能ですが、語学留学が高ければ高いほど、本科入学までの準備期間が短くなりますので、日本にいる間からこつこつ始めると良いです。学業や仕事の両立で、英語が伸び悩んでいる方は、早めに渡米をして語学留学をすることをお勧めします。アメリカ現地では、英語に触れる機会が日本に比べて格段に多いですし、アメリカの生活に事前に慣れておくことは、大学や大学院生活をスタートする上で大切です。TOEFLはほぼすべての大学で、またIELTSも多くの学校で取り入れています。スコアーは2年間有効ですので、早めにこの点数を取得することによって、留学準備のプレッシャーからも早い時点で抜け出すことができ、アスレティックトレーナーの専門的なことの準備に集中することができます。

2.事前必須科目

事前必須科目は、今までどんな単位を取っているかそしてその単位がよい成績かどうかが大きく関わってきます。アスレティックトレーナーが、アスリートのけがの治療だけでなく、食事やトレーニング、精神面などを多方面から支えていることを考えれば、事前に取得しておく授業が多岐にわたることも不思議ではありません。アスレティックトレーニング概要から始まり、栄養学、統計学、運動生理学、解剖学、運動心理学など、各学校によって事前必須科目が異なりますので、早めに志望校を決定し、効率よく授業を履修していきましょう。日本のどの教科が、アメリカのどの教科として認められるかというのは、願書を提出してみないとわかりませんが、英文成績証明書と大学院が要求している科目とを一つ一つ照らし合わせていくと、だいたいどの科目が自分には必要かというのが予想できます。在学中の方は、できるだけ多くの授業を履修し、良い成績を取ることを心がけてください。すでに卒業している方は、アメリカに渡米し、コミュニティーカレッジでの事前必須科目履修が可能です。

多くの大学で必須としている事前必須科目は共通している部分があり、これを基に、どのコミュニティーカレッジでどの授業を取得していくかを決めていきます。事前必須科目は、前述のように分野は多岐にわたっていますが、この中でも運動生理学(スポーツフィジオロジー)や、生物力学(バイオメカニックス)などは、4大レベルの科目として行われていることが多く、コミュニティーカレッジでの授業開設を見つけるのが大変な場合があります。

その場合は、コミュニティーカレッジのいくつかのキャンパスをはしごしてクラスを履修したり、大学のエクステンションや、四年制大学の単位取得型聴講生として単位を取得していきます。また、事前にコミュニティーカレッジやエクステンションのクラスが大学院の事前必須科目として認めてもらえるかどうかは、願書提出まで待たなくても教えてくれますので、志望校を早めに確定し、各大学院のアスレティックトレーナー学科のディレクターに確認を取っておくと確実です。

このように、一旦大学を卒業してしまうと、授業を履修するのに大変な思いをしますので、日本で大学に通いながら、アメリカのアスレティックトレーナー学科を目指す方は、在学中に出来るだけ多くの授業を履修しておくことをお勧めいたします。

また、日本の大学で、事前必須科目がすべて履修してあると、願書入学プロセスが順調であることは確かですが、日本で理学療法士をしていて体に関する知識がある方でもはじめにアメリカのコミュニティーカレッジで英語で受けた解剖学の授業は衝撃的に難しく苦労したということですので、大学院に入る前のワンステップとして、コミュニティーカレッジで授業を履修することは決して遠回りでないと言え、のちのちの大学院のアスレティックトレーナーの本科に入った際に自分の経験、知識として有効に活用されると考えられます。

3.研修時間

アスレティックトレーナー学科では、オブザベーションアワーとよばれる研修時間を事前に受けることになっています。これは、技術を習得すると言うよりは、アスレティックトレーナーの仕事を間近で見てアシスタントとして入り、本当に自分がこの職業につきたいかどうかを見極めるために設定されていると考えられます。一度入学すると、医者並みの専門的な講義に加え、常に大学のスポーツチームについて研修を行う実習に追われ、忙しい生活が始まるのがアスレティックトレーナー学科です。中途半端な気持ちでは乗り切れないのもアスレティックトレーナー学科の特徴です。そのため、事前の研修時間では、NATA公認アスレティックトレーナーのもとで、選手にお水を配ったりテーピングのアシスタントをしたりしながら、自分の目でこの職業はどういったものかを見る時間です。

研修は、NATA公認アスレティックトレーナーのもとで行うことが絶対条件ですが、クリニックのような個人のものと、スポーツチームについた団体の研修など、研修スタイルの

指定がある学校もありますので、この場合も志望校が早めに絞られていると、効率的な準備が可能です。オンハローでは、短期渡米が可能な方に、短期アスレティックトレーナー研修留学を行っています。本場アメリカで、NATA公認アスレティックトレーナーの基で研修を行えるめったにない機会ですので、将来アスレティックトレーナーになることを検討中の方はぜひ一度参加してみてください。

入学プロセス

  • 高校、専門学校を卒業して渡米する場合
    • 語学留学 (半年)→コミュニティーカレッジ (2年)→四年制大学編入 (2年)→ BOC合格→NATA公認アスレティックトレーナー
  • 大学を卒業して渡米する場合
    • 語学留学 (半年)→コミュニティーカレッジ (1年、事前必須科目)→大学院 (2年)→BOC合格→NATA公認アスレティックトレーナー

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