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留学先の選び方~オンハローアメリカの本拠地、カリフォルニア州オレンジカウンティーってどんなとこ?~

時間もお金もかけて行う「留学」。留学先を決定するのはかなり大きな決断ですよね。この留学先の決定は、その人の年齢、職業、目標によって千差万別です。

例えば、一旦は日本で社会人となって留学する場合、ほとんどの人が、程度の差はあっても「明確な目標」を持っています。社会人として仕事を経験したからこそ、「やっぱり私はこういう勉強がしたかったんだ!」と思い当たる人が多いからです。こういう人はすでに留学先の目安の50%以上がついている、と言ってもよいでしょう。

また、大学生や高校生でも何を勉強したいのか、明確な目標を持っている人は、現在とても多いです。バブルとその恩恵を多少引きずって生きていけた90年代半ばくらいまでは、のんきに「自分探し」ができたのですが、現在では結構シビアで、「目標がないのに留学する意味が分からない」と、90年代にはなかなか聞かなかった賢いことを言ってくれます。

こういった、数年単位で留学を考えている、目標がしっかりしている方たちと、「10代の時に一度は海外留学を短期でも良いから経験させたい。」と考えている親御さんにとって、留学の際に留意したい共通のポイントというのは、やはり「安全性」ではないでしょうか?やはり、このポイントを絡めずに留学先を選ぶことはできませんよね。

私が赴任した語学学校の一つはアメリカ、オレンジカウンティのコスタメサという市にありました。危険なイメージの高いロサンゼルスから車で1時間、カリフォルニアディズニーからは車で15分程度という距離です。このオレンジカウンティーという地域は、ロサンゼルスのダウンタウンとは全く雰囲気が異なる地域で、語学学校のあったコスタメサは、比較的裕福な家庭の多いエリア。隣接するニューポートビーチ、ラグーナビーチ、アーバインと呼ばれる地域には、数億円~という高級住宅が立ち並んでいました。

実際に、語学留学でのアメリカ駐在時代も、金銭的にも時間にも余裕がある住民が多く、気質もおおらかなので、質のよいホストファミリーがたくさんいました。その為、ホームステイ先で苦情が出たりすることは稀でした。日本人の留学生が一度ホームステイ先の苦情を言ってきたことがありましたが、「多分、ホストファミリーは何か『おもてなし』を勘違いしていて、毎晩醤油ご飯が出てくる」という笑える苦情でした。ホストファミリーに伝えると「日本食が恋しくなると思って・・」とアメリカ人的に気を使ってくれていたのです。そういう優しいホストファミリーのいる地域でした。

また、この地域には数多くのコミュニティーカレッジがあり(日本人は『コミカレ』と呼んでいました)、目標に沿ってコースを選び、語学学校卒業後に進学することもできました。

コミカレ留学の詳しい情報に関しては、こちらをご覧ください。

日本人留学生は、下記の流れで留学生活を送る学生たちが多かった印象です。

語学学校で基礎力を付ける

TOEFLコースでコミカレ入学に必要な点を取る

コミカレで2年間就学の後、進路を決める

進学するか、1年間の労働できるビザを取得し現地採用を目指す

中には、日本で看護師をしていた人が、語学を勉強し、専門教育を受け、アメリカで看護師資格を取得した学生もいましたし、ビジネスの世界に就職をしていった学生もいました。もちろん、日本に帰って自分のやりたい仕事に就いた学生もいます。

全ての人の人生が思い通りに進んだわけではないと思いますが、このアメリカ留学で学んだことが、その人の新たな武器になったことは確かです。落ち着いて勉強が出来る安全な環境と、自分の目標に進んでいける学校。この2点を吟味すれば、数ある学校の中から、自分にピッタリの場所を見つけることができると思いますよ。

ちなみに、「海が好き」、「日本食がないと生きていけない」という人には、コスタメサのあるオレンジカウンティ―はピッタリかもしれませんね。大きな日系スーパーで、豆腐や納豆を買うこともできるんですから!

記事:藤谷愛

パート1 「カルチャーショック」はこちらからご覧いただけます。

プロフィール

欧米数か国において、英語学校や留学業務で勤務の後、現在は海外のビンテージ雑貨を扱うネットショップの運営や、トラベルライターとして活動。国内最大の旅行検索サイト「トラベル.jp・たびねす」でナビゲーターとして旅行記事を寄稿中。

海外のビンテージ雑貨サイト:「ケレシュ雑貨部」

旅行記事サイト:「たびねす」