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アメリカ留学を目指す方必見! 英語資格試験をうまく自己学習に取り入れて、モチベーションをキープ!

語学のプロに聞く!6回シリーズでお届けする英語が話せるようになるためのコツを教えてくれるコラムです。第5回シリーズは、「英語資格試験をうまく自己学習に取り入れて、モチベーションをキープ!」です。

こんにちは。前回のコラムからだいぶ時間が経ってしまい、大変すみません!この間に国を跨いだ引っ越しをしていました。やっと落ち着いてきましたので、コラムを再開しようと思います。今回のテーマは、「英語の資格試験」です。

さて、子供の頃から外国に住んでいた人と、ある程度大人になってから英語を学んだ人では、英語の勉強の仕方を変えた方がうまく行くのではないでしょうか。それは、日本語と英語の構造が全く違うからなのです。大人になってからの学習は、

 

A.圧倒的なインプット(単語、文法、読むこと)

B.圧倒的なアウトプット(話す、書くこと)

 

この二つのうちのAがあった上で、Bの機会を作ることが上達の早道ではないかと思います。

 

ここでは、A.圧倒的なインプット、の成果を測るための、資格試験についてご紹介したいと思います。Bに関しては、次回のコラムで詳しくご紹介します!

 

英語の資格試験と言えば、日本ではTOEICと英検が有名です。この二つの試験に関しては賛否がありますが、日本において英語力を測るには悪くない試験だと思います。他の国際試験に比べると試験料が安く、思いついたらすぐに申し込みができることで、気軽に受験できる試験ではないでしょうか。

 

私のおすすめは、この2つの試験を交互に受けていくことです!

 

英検とTOEICは同じ英語の試験とは言いながら、問われる内容(英検=アカデミック、TOEIC=日常生活+ビジネス)やスキル(英検=考える、TOEIC=スピード感が重要)は違い、どちらも一長一短です。留学に必要な英語はTOEICよりも英検が近いですが、英検は合否だけで不合格の場合に何も残りません。そのため不合格が続くと投げ出したくなってしまうかもしれません。

 

英検の受験の間にTOEICを挟んで、TOEICである程度の点数に届いたら英検を受けるようにすると、TOEICの点数も残り、英検の級と級の間のハードルも低くなるのではないかと思います。

 

留学することを前提にしたプランはこの2つの試験を交互に受けていくものです。

 

まず英検準2級を受験、受かったらTOEICに挑戦

TOEIC600点程度になったら、英検2級を受験

TOEIC750点程度になったら、英検準1級を受験

オプション1:TOEIC900点以上になったら、英検1級を受験

オプション2:留学先で必要なTOEFLやIELTSの準備をする*

 

*個人的には英検準1級/TOEICで860点以上が取れたら、英検とTOEICは卒業して他の英語国際資格(TOEFL, IELTS, ケンブリッジ英検)を目指す方が、より実際の生活に役に立つ英語が身につくと思います。

 

もしかすると、「日本人は英語のテストは出来ても、喋れない」という話を聞いたことがあるかもしれません。それは半分本当で、半分嘘のような気がします。日本では完全に日本語だけで生活が成り立ってしまうので、英語を勉強するのは「テストでいい点を取るため」になってしまいがちです。

 

しかし、「テストでいい点を取った人」とそうでない人が同時に留学をスタートさせて、同じ期間だけ外国に住む場合、どちらが留学中に伸びて成果を残せるかは明らかです。確かに外国生活に慣れない最初のうちは会話が聞き取れなかったり、掲示物の意味が分からなかったりするかもしれません。とはいえ、長い目で見ると、最終的には頭の中に入っている英語の量が多い人(テストでいい点を取った人)の方が、外国で受ける情報量も多く、コミュニケーションも深くなるでしょう。


留学までの通過点として英語のテストを定期的に受けることで、客観的に自分の英語力を測ることができて、英語を使う機会の少ない日本で学習モチベーションの維持にもなります。

私も日本でテストを受け続けて英語力を上げたことで、色々な面で外国に引っ越した時の助けになったと感じています。ぜひチャレンジしてください!

 

このシリーズの過去記事はこちらで御覧いただけます。

1回シリーズ「英語は壮大な慣れ!かけた時間に比例してできます!」

2回シリーズは、「英語は基本文法を完璧に。初級内容がパーフェクトなら、もう上級者!」

3回シリーズは、「英語の単語は音声とイメージで、五感を使って覚えよう!」

4回シリーズは、「学校の外国語センターを利用しよう!」です。

 

クボタカズミ

海外生活7年目、現在2カ国目。IT分野の翻訳をしています。日本では大学附属の外国語ラボラトリーで長年働いていました。

インター小学校に通う子供の言語バランスに悩み、手探りで方法を探している母です。英語圏では無いので現地語習得も頑張っています!